トンネルから先、線路跡は一直線に林の中へと消えて行きます。 二股に分かれる道路と交差した踏切跡に警戒色の柵が残っています。


同踏切付近には速度制限解除の鉄道標識が2本残ってました。 工場へと入って行く線路跡。広い貨物ヤードや入換用機関車の車庫も残っています。

撮影日 2003.11.14


住友大阪セメント伊吹工場専用線の機関車
電化以前に活躍した元三岐の102号蒸機 三岐鉄道では重連で活躍した いぶき501と502
住友大阪セメント伊吹工場 三岐鉄道保々〜山城
専用線は開業時は電化されておらず三岐鉄道から蒸気機関車102号を譲受して使っていました。
1956(昭和31)年に電化され、日立で箱型電気機関車いぶき501、502を新製しています。 電化後102号は長らく工場で保存されていましたが、2001(平成13年)三岐鉄道が70周年記念事業で修復保存することとなり、現在ではめでたく三岐鉄道西藤原駅のウィステリア鉄道で保存されています。
いぶきは専用線廃止後大井川鉄道へ譲渡、名物のSL列車の補機として使われることになりました。 しかし中部国際空港建設により貨物需要が増加していた三岐鉄道へ501は貸出し、502は譲渡され、短い間とはいえ伊吹山から近い場所でセメント等を輸送することになりました。 その頃の様子はこちらに写真を載せています。 中部国際空港輸送が終わると502は廃車されウィステリア鉄道で102号と共に保存、501は大井川鉄道へ返却され活躍しています。
その他工場構内入換用に茶色い日立製15tディーゼル機関車151と152があり、うち1両は伊吹工場の車庫で保管されているようです。




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