飯田線旧線3(平岡〜為栗)
飯田線旧線(鶯巣〜平岡)でも書きましたが 飯田線には何ヵ所も改良区間があります。
平岡〜為栗(してぐり)では1951年(昭和26年)平岡ダム建設により遠山川の水位が上がって遠山川橋梁の架け替えが 必要となり旧遠山川橋梁と遠山口駅(廃止)、その前後の3つのトンネルを含む区間が付け替えられました。 →地図


新旧十方峡トンネル
国道418号線に転用された十方峡(じゅっぽうきょう)隧道と現在線の新十方峡トンネルが並ぶ。 車は信号機による交互通行です。なお歩行者も通れます(いろんな意味で恐いけど・・・)。 現在国道も新トンネルが建設されておりこのトンネルもどうなるかわかりません。


十方峡隧道内 十方峡隧道と遠山口駅跡
十方峡隧道から平岡側を見ると飯田線のトンネルへまっすぐ続くように見えます。車で突っ込んじゃダメですよ(笑) 十方峡隧道の為栗側入口。すぐ傍に遠山口駅があったのですが跡形もありません。


旧遠山川橋梁上に架かる要長橋 要長橋と現飯田線
遠山川橋梁跡には吊橋の要長橋があります。嵩上げされているので国道から2〜3m高くなっています。 要長橋は床板が金網で下がスケスケ!高所恐怖症の人にはかなりきついかと・・・。横のトラス橋は現在線です。


半分埋もれたトンネル こちらは現役当時のまま
要長橋を渡ると短いトンネルが残っていますが嵩上げされた橋にアプローチするため土砂が盛られています。 トンネル内のスロープ(?)を降りてそのトンネルの為栗側は現役時代の状態で残っています。


2つ目のトンネル 線路敷
その先にはやや長いトンネルがあります。こちらの内部は地面が砂利敷きです。長いので懐中電灯を用意して行ったほうが良いでしょう。 2つ目のトンネルを抜けると小屋と軽トラの廃車体(要長橋は昔自動車も渡れたようです)があり、間もなく現在線と合流します。


平岡駅にて
平岡駅を発車する119系3両編成の岡谷行


写真撮影日 2003.05.04

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