@前ページIのすぐ先。この辺も路盤が拡がって停車場らしい雰囲気がありますがよくわかりません。 A渡島蛇抜沢では巨大砂防ダム建設中。遠くに頭だけ見えている緑のトラス橋は中央本線の第2木曽川橋梁。


B一段下の中山道と並行。中山道も何度も付替えが行われておりルートが森林鉄道と被っている箇所もあります。 南木曽駅から妻籠宿まで徒歩で向かう観光客も区間によっては森林鉄道跡を中山道と思って歩いている様子。 案内看板も中山道を示すものはありますが林鉄に関する記述があるものは見付けていません。 C舗装部分が森林鉄道で左の未舗装部が中山道。 木曽古来の石置き屋根の建物は元はしろやま茶屋という茶屋でした・
「しろやま」の名前通りここは妻籠城址の東側です。木曽氏やその配下の山村氏が城主を務めており1584(天正12)年の小牧・長久手の戦いでは羽柴方に付いて徳川勢とこの城で戦い撃退してますが1616(元和2)年に廃城。 山村氏は尾張徳川家配下として木曽福島の代官所で木曽の行政、伐木事業を取り仕切ってました。


D蘭林鉄と分かれて妻籠宿へ下って行く中山道(右)。 Cの位置から振り返ったところ。 E蘭林鉄跡は妻籠の宿場を避け山手を通っています。


F樹間から棚田を見下ろしながら。 G林内のS字カーブ。林鉄現役当時はこんなに鬱蒼としておらずかなり遠くからでも列車が見えたそうです。


H林間の区間を抜けると妻籠上町停車場跡。 地元の当時を知る方に伺ったところ住宅の場所に停車場事務所、奥の広い場所で線路が2、3本に分れ列車交換ができたとのこと。 googleマップで計測すると三殿停車場起点より3,860m。 I停車場事務所跡から妻籠宿方面へ延びる「駅前通り」(?) 妻籠営林署(現在は妻籠宿本陣が復元されている場所)からも近く営林署の関係者が乗り込んだり資材を積み込んだりしていたのでしょうか。 因みに蘭林鉄開業時既に沿線にはバスが通っていたので旅客輸送は行っていなかったとのこと。


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