@妻籠上町停車場の長者畑側には官舎があったとのことで線路敷との間を区切る石積みが残っています。 A米山沢の開渠。他の沢でも林鉄の橋台を利用したと思われる開渠をいくつか見かけました。


B米山沢の軌道敷直下で建設中の砂防ダム。2014(平成26)年の災害以来急ピッチで建設が進んでいる様子。 C関西電力妻籠発電所の水圧鉄管上を横断。妻籠発電所は木曽発電が建設し蘭林鉄開設5年後の1934(昭和9)年に送電開始しています。


D長い石積み擁壁区間。一部石積みが大きく膨張している個所がありそろそろ寿命なのでは?雨が降った時は通りたくないなあ(- -) E線路を横断していた歩道が石積みを上るために設けられた切り込み。その向こうにはまだまだ続く石積み擁壁。


F蘭林鉄の路盤上から見た大妻籠、馬籠方面へ延びる中山道が通る男だる(ANSIで表示できない漢字--;)川の谷。 こちらの谷へは1935(昭和10)年頃この先の大高取で分岐する作業軌道(後述)が入っていたようです。 中央の道は国道256号から分岐して馬籠峠を越え馬籠、落合に続く長野・岐阜県道7号中津川南木曽線。 中山道の馬籠峠区間の新道です。 G間もなく妻籠宿から一気に登って来る国道256号線が近付いてきます。 蘭林鉄と並走する道で改良が進んで高規格化しています。


H国道256号交差直前の路盤が拡がる個所。 かつての大高取停車場ではないかと思われる場所。googleマップで計測すると三殿停車場起点より5,630m。 I国道256号との交差地点。交差より先の路盤は国道拡幅のため100mほどは国道の下敷となっている様子。 「思い出の木曽森林鉄道(郷土出版社刊 森下 定一:解説)」によれば昭和20年代に押出沢(押手沢のことか?)への作業軌道が分岐していたとのこと。 この軌道は恐らく国道沿い、又は国道自体に飲み込まれたものと思われます。


蘭線3へ 蘭線5へ 蘭、与川森林鉄道TOPへ


inserted by FC2 system