@丸石積みの擁壁と落ち葉に覆われたS字カーブ。落ち葉で見えませんがこれでも舗装道路です。 A舗装道路が林鉄跡から離れ蘭川対岸へ渡って行くと再び未舗装道になります。


B朴(ほお)の葉に覆われた路盤。朴葉味噌焼きが食べたくなってしまいました(笑) こちらの路盤は未舗装でも拡幅されており普通の林道と言う感じ。 C作業道は右の山中へ上がって行ってしまいますが林鉄は直進して蘭川沿いの切り立った藪の中へ。 分岐点にKASAHARAとロゴの入った機械の残骸がありました。 用途は不明ながら手前のドラムが奥のカバーに収まって回っていた様子。 林業用機械と言うより脱穀機に似てます。


Dしばらく路盤に近付けないので反対側の南沢から大沢へアクセス。 Cの箇所から大沢までは道路林道としても廃道になったらしく林鉄の橋台を利用して大沢に架けられた木橋がパックリ割れて落ちています。 E同じ場所から長者畑方面を見た様子。この辺に大沢停車場があり1950(昭和25)年頃には妻籠営林署の大沢作業軌道が分岐していました。 大沢作業軌道には高さ10mの軌道(桟橋軌道?)があったそうです。 御料林時代の蘭森林鉄道平面図では大沢には川側に側線が1本あって交換可能になっており側線の有効長は150m程度とかなり長かった様子。


F大沢林道を南沢へ。沿道には一般道の速度制限標とは違い鉄道らしく見える速度制限標もあります。 G林鉄時代からのものと見られる矢筈積みの土留め。


H南沢停車場から500m手前にある大沢林道のキロポスト。 蘭林鉄のものではありませんが鉄道時代のデザインが踏襲されています。 I南沢停車場。中央の木造平屋建ての建物は南沢土場事務所。 ここは南沢林道の起点で南蘭国有林内の事業拠点となっています。 三殿方面から線路がどのように入っていたかはわからないのですが最下段の道路か土場事務所後ろの一段高い位置に線路が入っていたのではないかと思われます。


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