(表1)1935(昭和10)年度 蘭、与川森林鉄道の機関車
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購入年度 |
製造元 |
自重 |
購入価格 |
車輪数 |
軸距 |
タンク位置 |
水平に於ける牽引力 |
軸径 |
車輪直径 |
@ | 1928(昭和3) |
浅野物産 (実際はホイットコム?) |
4.5t | 6,000円 |
4 |
923.93mm |
運転室内右側 |
1,360.78kg |
79.38mm |
457.20mm |
A |
1931(昭和6) |
日本車輛 |
4.5t |
2,640円 |
4 |
973.14mm |
中央 |
1,360.78kg |
90.49mm |
457.20mm |
B |
1932(昭和7) |
加藤製作所 |
4.5t |
3,840円 |
4 |
973.14mm |
中央 |
1,360.78kg |
90.49mm |
457.20mm |
C |
1935(昭和10) |
酒井工作所 |
4.1t |
5,650円 |
4 |
973.14mm |
中央 |
1,360.78kg |
90.49mm |
457.20mm |
作業軌道及森林鉄道に関する調査の件 昭和十年度末現在与川 及 蘭森林鉄道機関車 及 貨車調(三殿出張所作成 国立公文書館つくば分館所蔵)を元に作成
※小数点以下の端数が多いのは元書類のインチをmm、ポンドをkg換算したため
(表2)1935(昭和10)年度 与川作業軌道の機関車
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型式 |
自重 |
1台の価格 |
D |
プリモウス型orプリモウス |
4t(3.6t?) |
7,000円 |
作業軌道及森林鉄道に関する調査の件 昭和十年度末現在与川作業軌道調書(三殿出張所作成 国立公文書館つくば分館所蔵)、作業軌道及森林鉄道に関する調査の件 昭和十年度現在末現在管内森林鉄道 軌道並作業軌道機関車及貨車等調書 軌道及作業軌道之部(木曽支局作成 国立公文書館つくば分館所蔵)を元に作成
元資料である「作業軌道 及 森林鉄道に関する調査の件(三殿出張所作成 国立公文書館所蔵)」に機関車の番号は書かれていないが「木曽谷の森林鉄道」の機関車一覧と突き合わせ推定してみた。
購入年や自重、価格など少ない情報から推定しただけなのであくまで参考程度です。
(表3)1935(昭和10)年度 蘭、与川森林鉄道機関車番号推定(参考程度)
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番号 |
備考 |
@ |
No.13(旧番No.17) |
1956(昭和31)年1月臼田営林署で廃車 |
A |
旧番No.29(新番付番前に廃車) |
廃車時期不明 |
B |
No.26(旧番No.33) |
1965(昭和40)年6月藪原営林署(藪原森林鉄道)で廃車 |
C |
No.35(旧番No.43) |
1963(昭和38)年三殿営林署で廃車 (生え抜き!?) |
D |
No.11(旧番No.14) |
1928(昭和3)年7月購入の米フェート・ルート・ヒース(FLH)社製4.5t機?但し3.6tと言う記述もあり |
なお他の記述で作業軌道用機関車5台(ホイットコム2.7t×2台、プリモウス3.6t×2台、プリモウス型3.6t×1台…内1台はDと重複か?)があり、4台は岩倉作業軌道(柿其森林鉄道と接続)か蘭作業軌道所属と見られる。
これらの機関車は署内に互いに融通していたものと思われ、下山沢の作業軌道でホイットコムが背中合わせ重連で運材貨車を牽いている写真も見られた。 |
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