@上井戸沢を渡ると1つ目のヘアピンカーブの跡。 線路は右の建物下から奥で林道上をこちらへ折り返し一段上の建物裏手でもう一度折り返し奥へ続いていたのでしょう。 建物には井戸沢造林休憩所とありましたが裏には山の神を祀っていると思われる神社も。 元は製品事業所だったようです。 ヘアピンカーブの周りに倉庫や休泊所、機関車庫が並んでいたのではないかと思われます。 A林道より一段上の建物裏手には上段ヘアピンカーブ外側の擁壁と思われる石積み。


Bヘアピンの上で下山沢を渡ります。下山沢に架かる橋ですが橋梁名は井戸沢橋梁となっていました。 C井戸沢橋梁の奥市沢方には林鉄の石積み橋台の残骸が半壊状態で残っています。 現林道橋を架ける際に支障する部分が削られたようです。 因みに現井戸沢橋梁の銘板には1966(昭和41)年11月と刻まれていたので下山沢線廃止5年後に竣工した様子。


D井戸沢橋梁の奥市沢方。線路は道路の右側を大回りで続いていた様子。ここから連続ヘアピンカーブ区間に入ります。 E井戸沢橋梁から2番目のヘアピンカーブ


F同3番目のヘアピンカーブ。右の建物は読書製品事業所ワイヤー倉庫とのこと。 取得年は1969(昭和44)年とあったので林鉄廃止後に旧路盤上に新設されたものと思われ、柱や梁にレールが使われていました。 上ってきた線路はワイヤー倉庫から現林道を横断し左に分岐して上って行く道を通っていた様子。
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Gヘアピンの嵐状態。この画面上だけで3本並行して平場が見えます。 奥市沢へ上って行く列車は矢印方向に下から上へ進んでいた様子。下段の矢印から中段の矢印の間でまた現林道と交差してヘアピンカーブするのですがそこには・・・
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H9本のコンクリート橋脚。通常このような線路は橋脚も木製で撤去した後は何も残らなくなるのですがここでは堅固な橋脚を築いています。 Iドミノのように並んだ橋脚が何とも異様。ここも橋桁は木桁だったようです。この先はGの画像の中段につながります。


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