線路を渡っていた裏路地の雰囲気が残ります。

遊歩道を抜けると市役所など市の施設が集まった地域。当初D51 266が運ばれたのはこの辺まで。


中央自動車道をくぐります。ここもひたすら急勾配が続いています。 C12が田園地帯で煙を吹き上げ力行する勇壮な姿が見られたのでしょうが、明知線のようには記録が残っていないようで・・・。 国道363号線をくぐると谷が狭まって来て間もなく工場に到着です。横の道(現国道363号ができる前はこちらが唯一の道だったと思われます)から俯瞰でいい絵が撮れたろうな・・・と妄想。


奥のトラックのところから工場の敷地に入って行きます。とは言え貨物ホームはまだ少し先です。


工場内に残るガーダー橋。この上手(左側)にスイッチバック式の貨物ホームやヤードがありました。 終点までひたすら上りっ放しのシビアな線形。工場自体もかなりの勾配上にあります。



恵那市立中央図書館に保存されているC12 74。 明知線で運用されていた縁から恵那駅近くで保存されているようです。 1943(昭和18)年三菱重工製。1950(昭和25)年より中津川機関区配置で、明知線の本線仕業のほか中津川駅構内入換で専用鉄道にも入っていました。


専用鉄道は製紙工場までですが、改軌前は構内ナロー軌道や恵那山森林鉄道も一体的な路線と言えたので引き続き恵那山森林鉄道へ続きます。
改軌後も専用鉄道の貨物ホーム上にナロー軌道が接続して連絡運輸(?)をしていたようです。


参考:専用線一覧表(日本国有鉄道貨物局)
 トワイライトゾーンMANUAL15(ネコ・パブリッシング)「幻の計画線〜製紙会社専用線の営業線化〜(清水 武)」
 中津川市史 通史編(中津川市)
撮影日 2013.04.20

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