上大門駅も無人の停留場でしたがホーム、待合所のほかに蒸機用の給水設備がありました。 なお交換設備があったとするサイトもありますが開業時の坂川鐵道新坂下丸野竣工監査報告(以下監査報告)によれば当駅には側線がないことになっています。 後で増設されたことも考えられますがこちらは資料がなく不明。



上大門駅丸野方にあるコンクリートと石積みの暗渠。 前出の監査報告の橋梁表に新坂下起点2012間(3,658.2m)、径間3尺(1m)、橋台が石造でコンクリートアーチの暗渠というのがあります。 現在は暗渠の上にさらに橋(開渠)が架かるという2重構造になってます。 土砂災害で盛り土が崩壊、復旧時に盛り土とせず開渠にしたというところでしょうか?


暗渠から間もなく車両通行止め(?)になってます。地形図にも道として描かれてませんが一応路盤は森の中へ続いてます。 土留めの石積みがよく残る区間です。


その石積みには短い感覚で木柱を差し込んでた穴が開いてます。 通信線の電柱にしては間隔が短過ぎるので落石覆いの支柱跡か何かでしょうか?? 狸沢付近で稲荷堂から山側を平行して走っていた2車線道路と再度合流。


坂川鉄道代行(?)バスの走る県道は川上川沿いの住宅が並んでいる辺りを通ってます。 すぐ傍なのですが坂川鉄道の線路は森の中なのでお互いに見えない状態がほとんどです。 軌道跡の2車線道路も鉄道ルートと付き合いきれないのかしょっちゅう離れては合流を繰り返します。


また2車線道路と分かれて森の中の未舗装道に。 今度はごく短い区間で斜面の傾きも緩い場所を通っているため石積みなどはあまり見られません。


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