カベ沢橋梁(新坂下起点7,436.4m、木桁3連4m+8m+5m)は人道橋になってますが幅員そのままで架け替えたようです。 県道411号から見たカベ沢橋梁と左奥にカーブして延びる新坂下側の路盤。かなり堅固な橋になってます。線路はこの先で県道と合流。


紙屋沢橋梁を渡り田立森林鉄道が合流すると奥屋駅。旅客扱ホームは1面1線ですが側線や給水、給炭設備、夜間滞泊用機関庫もある駅でした。 坂川鉄道改め坂下森林鉄道1級線廃止後は田立森林鉄道からトラックへの積替えのための中継土場になっていたようです。 駅前から駅舎を通してホーム方を見た様子。奥屋駅には駅長1名、駅員2名を配置。 他に林鉄運転関係者も常駐していたものと思われます。


駅舎跡から駅前を見た様子。簡易郵便局があったり地方私鉄の駅前という雰囲気はありますね。 奥屋を出ると丸野までは貨物専用線となり線路は県道から分かれて川上川寄りの里道へ入ってました。


里道が軌道跡からそれた先も水路として利用されています。がそれも尽きて川上川崖っぷちの廃軌道に。 奥が新坂下方面で右は川上川の河岸段丘の崖っぷち 笹薮廃軌道が奥屋沢に突き当たったところが奥屋沢橋梁(新坂下起点8,441.8m、木桁4連4m+4m+8m+8m)。 後に鋼製ガーダー橋に架け替えられた様子。 手前の幅広で低いのが木橋時代の橋脚で、背後の高い方が鉄橋架け替え後の橋脚。 どちらもコンクリート製。


奥屋川橋梁丸野側の橋台。こちらは石材の布積み。翼壁は矢筈積みになっています。 県道411号線から分かれた旧道のまた一段低いところに路盤が続いています。 擁壁のつくりが堅固で鉄道らしい雰囲気はあります。

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