坂川鉄道の時刻表

ふるさと坂下(鎌田宮雄/著)に時期不明ながら坂川鉄道の時刻表が載っています。 一部表記が誤っていると見られる個所を修正して作成しました。
赤字は貨物列車、黒字が貨客混合列車で客車、貨車を混結していました。
9混合列車の稲荷堂発着時間がありませんが通過していたのかデータが欠落しているのかは不明。 また貨物列車についても7貨物列車が上大門に停車する以外は通過していたのか、データ欠落なのかが分かっていません。

坂川鉄道時刻表 時期不明 ふるさと坂下(鎌田宮雄/著)掲載の時刻表を元に筆者一部修正


新坂下〜奥屋の下り貨客混合列車は奥屋で旅客扱いを終えると列車番号が変わり貨物列車として丸野へ向かっていたようです。 貨物列車とは言え客車をつなげたまま丸野まで運転することもあったようで川上川のトラス橋を渡る貨客混合列車の写真も見られます。 上り列車はその逆の手順で丸野〜奥屋を貨物列車として運転、奥屋で列車番号が変わり客扱いをしながら新坂下へ向かっています。
なお15,16貨物列車は元資料のダイヤや運転区間に不審な点があったため推定で修正しています。
1日の運用としては前日に丸野から奥屋へ到着後滞泊していた列車が2混合列車として新坂下に向かうところから始まり、貨物・貨客混合列車を4往復運転するというもの。 1列車が往復するだけの単純な運用で途中駅での列車交換は有りません。 但し奥屋で滞泊する運用なので1日のどこかで新坂下の車庫で車両を差し替える作業はあったようです。 田立森林鉄道からの直通乗入列車もこのスジに乗せていたとすればもっと複雑な車両運用になっていたかも知れません。
7,8貨物列車は田立森林鉄道の運材貨車を継走、は11〜18貨物、1〜10混合列車は川上森林軌道の運材貨車を継走していたのでしょう。 田立森林鉄道からの貨車は丸野から継走する1〜10混合列車にも連結していたのでしょう。


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