温川を遡り霧ヶ原へ上り返す地点梯子谷の付近に残る橋台。橋台に石積みがあるのはケヤキ平側のみで落合川側は自然岩をそのまま利用していた様子。 束になって置かれた6sレール。廃止まで本線で6kgレールを使っていたのかはわかりませんが戦後5t以上の動力車を乗り入れる軌道での使用は禁止されていました。


かつて温川伐木事業所や梯子谷苗畑などが置かれ、インクライン(索道?)も分岐する温川方の一大拠点だったようですが今ではその面影はありません。 前回歩いた温川沿いの林道も廃道になり現在この地へは道路が付いていません。 索道施設か何かの基礎と思われる正体不明石積みが残りますがその前にあった林道は土石流で消え失せたよう。 現在の湯舟沢林道と廃林道の接続部。 前回来たときは流れの部分にも道があったのですが温川に削り取られたようで行き帰りは崩れた土を上り下り、流れを渡ることに。


戦時中に梯子谷から霧ヶ原へ上り冷川の谷へ至る延長線が計画されました。 へアピンの上で現・湯舟沢林道と合流。苗畑跡の先で車止めのゲートを越えて霧ヶ原集落へ上って行きます。 来た時の自分の足跡と小さな可愛らしい足跡(イタチか何か?)が並んでました。 湯舟沢林道は1か所橋脚のコンクリート基礎が残っている程度で他は特に直接林鉄を連想させるものは無し。


湯舟沢林道の0.5qポスト。林道沿いには味のある古い境界見出し標が点々とあります。 前ページ最後の画像を撮った場所を通ると間もなく温川の谷から離れて霧ヶ原台地上平坦部の横断りにかかります。


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