末川の谷が開けてきて人家が密集してくると徐々に廃線跡は分かりづらくなっていきます。 国道361号線とクロスして胡桃渡集落辺りで廃線跡らしき路盤が山腹に確認できますが 再び谷が狭まると草木が茂って確認できなくなります。 対岸の林道月夜沢線から見てもさっぱり分かりません。そのうち現林道側へ線路が渡ってくるはずなのですが・・・


林道沿いの河原の木々の中にほとんど崩れた木橋が残っていました。 林道月夜沢線は「峠攻め」と思われるバイクや車のためか交通量は意外と多いです。 木橋は末川に向かって何スパンも続いています。木々に阻まれてまだ川は見えていません。かなり長い木橋だったようです。


直立した橋脚もあれば傾いた橋脚もあり・・・ 完全に潰れてしまった橋脚もあったりします。


犬釘も刺さっていました。この木橋がかつて鉄道施設であった貴重な証です。 末川本流の橋桁や橋脚は川の流れに洗われてしまったのか完全に消し飛んでいます。




(注)1級線・・・本線級路線。比較的大型の機関車(ボールドウィン蒸機やボギー式ディーゼル機関車など)が入線可能。
(注)2級線・・・規格の低い支線区。小型機関車のみ入線。橋梁も木橋など簡易なものが多く見られます。

撮影日 2006.09.17
2006.10.08



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