クハ173

1964(昭和39)年に増備された10020系の第2編成(モハ10023+サハ223+モハ10024)の付随車サハ223を1969(昭和44)年に制御車化改造したものでクハ174と同じような経緯を辿っています。 モハ10023+モハ10024は既に引退しており、稲荷町車庫構内で保管されています。(2014年3月現在)
クハ173も最近では運用を外れているように聞きますが実際のところは未確認です。



増結用のクハ173形クハ173。 上滝・不二越線の運用を終えて稲荷町へ回送されるのを待っているところ。 クハ174のように固定編成を組んでいるわけではなく、クハだけ稲荷町で切り離し、後ろのモハ14760形2両は日中も運用に入るようです。
クハ174とは同型ですが塗り分け線が、モハ10025+10026+クハ174は前面下方の塗り分け線が角張っているのに対し、クハ173は曲線が緩やかです(言われて見て気付いた^ ^;)
本線 電鉄富山



クハ173の連結面。 連結相手に前面貫通車がないため貫通扉が必要ないとは言え独特なスタイル。 以前は連結面にも灰色、赤帯が回っていたように思いますがいつの間にか白一色になったようですね。
本線 電鉄富山



モハ14721+クハ171

1962(昭和37)年に製造されました。 当初はモハ14721+サハ222+モハ14722の編成でしたが、1969(昭和44)年にサハ222をクハ172に改造してモハ14722と編成。 モハ10021+サハ221+モハ10022の編成からサハ221を抜き取りクハ171に改造してモハ14721と編成を組んでいました。
この編成は2012(平成24)年1月4日に立山駅停車中にモハ14721の床下(火元は抵抗器?)から出火、車内を全焼してしまいました。 クハ171への類焼はありませんでしたがモハ共々廃車になってしまいました。



緑と黄色の新塗色になっていたモハ14721+クハ171。 モハ10021+モハ10022、モハ10023+モハ10024もこの塗装でしたがこちらは先に引退しており走行風景を撮影したことがありません。
本線 越中舟橋〜越中三郷



モハ14770+モハ14769の特急「うなづき号」宇奈月温泉行と交換。 富山地鉄は尾灯が左右両側とも装備ですが入換時のように左のみ点灯していることが多いような・・・。 古い時代には地鉄電車の尾灯は左のみでしたがその当時の名残でしょうか。
本線 越中三郷




この時が最後の乗車になってしまいました。 子供の頃黒部へ出かけた帰途に最後尾で速度計を見ていると針は95km/hに達していたのが強烈に印象に残ったこの電車。 JR大手私鉄では120、130km/hが当たり前のこの頃ですが、北陸ローカル私鉄(しかも普通電車)でこの速度は驚異的でした。
本線 越中泉




北陸本線をくぐる辺りを行く宇奈月温泉行運用でやって来たところを後打ち。 ここは左を向けば築堤上を行く北陸本線の列車も撮れる美味しい場所です。 とは言え北陸新幹線開業後は「はくたか」も「北越」もなくなり寂しくなりそうです。 地鉄も運用を見直すことになると思いますがどうなるでしょうね。
本線 越中中村〜西魚津



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