20t機

もう1台の稼働機は銘板によると1973(昭和48)年協三工業製の20t機。 機械番号06-28-01-147。 竜王以前はどこにいたのかと鉄道番外録(ないねん出版)巻末の貨車移動機リストで調べて見たのですが、国鉄時代は中央東線甲府付近を管轄していた東京西鉄道管理局内には同番号の移動機が見当たりません。 機械番号は全国一律に付けられたものでもないので他局からの転属となると完全な特定は難しそうです。 一応候補としては協三の製造番号20833、大阪鉄道管理局内で西ノ宮→守山と転属してる20t機がそれらしいのですが・・・。



南側のコンテナ荷役線から本線を横断して来た06-28-01-147。 これから東京方にタンク車をつなげて列車組成を行います。



日通倉庫をバックに。10t半キャブの06-28-01-017と比べると大きさも形もやはり機関車らしいです。 軸重も倍ということになりますが、ここでの使い勝手はどちらがいいのでしょうね?



荷卸線で6両2編成のタンク車を引き出してコキ4両の前に連結。これで1列車分の組成作業は完了。 もうすぐ下り貨物が到着し折り返しこの列車を牽いて行きます。



奥の側線へ引き上げていく06-28-01-147。 ヘッドライト横に電笛と思しきシャッターが見えますが、実際に鳴っていたのは屋根上に取り付けられたホイッスルでした。 電笛も鳴るのでしょうか?



東海道本線守山駅にいた06-28-01-147

竜王で入換を撮影する11年前の2003年3月に東海道本線守山で撮影した機械番号06-28-01-147の20t機。 この頃の守山駅は石油会社の専用線があり、石油会社のものも合わせると5、6両のスイッチャーがいました。 後ろから見た様子。この頃は貨車移動機にまで左程関心がなく、ついでに写した程度。 この撮影から間もなく守山駅の貨物扱いがなくなり、いつもタンク貨車で溢れていた構内はガランとしてしまいました。 スイッチャーは転属したものも有り、この20t機も住み慣れた関西を離れ、甲府盆地へと移ったのでしょうか?


参考:鉄道番外録6(ないねん出版)

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