デキ110

東洋紡の私有電気機関車。 木津用水の貨物廃止が1968(昭和43)年なので同時に用途廃止になったのでしょう。 遠州鉄道に譲渡され、その後さらに福井鉄道へ移籍しています。
福井鉄道では南越線や福武線の貨物列車に使用されました。 ここでも貨物廃止後は失業、長年西武生車庫の構内に放置されてましたが、1998(平成10)年に奇跡の復活。 現在は西武生車庫構内の入換、イベント運転等に使用されています。



木造の西武生車庫で入場車の入換を担当するデキ3。 以前の入換機デキ2が不具合を起こしたため代替として復活しました。



後に簡易なスノープラウも付きました。 現在福武線内の除雪はデキ11とモーターカーの役目なので車庫内の除雪用でしょうか。


東洋紡績犬山工場専用線跡

木津用水駅から東洋紡犬山工場までの600m程の専用線(作業キロは4.0kmとなっているので工場内に相当数の側線があった模様)。 開業、廃止ともデキ111と共に歩んでおり、現在ではほとんど痕跡がありません。



木津用水駅犬山方の分岐跡。リレーボックスの辺りの用地の広がりに専用線が分かれていた名残がある程度です。 その先の線路跡は家が建っています。



分岐の先。道路に沿った右の住宅部分が線路跡。鉄道らしい緩いカーブを描いています。 この先東洋紡の工場まで全て住宅と道路になっています。


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