デキ300

三河鉄道が大量増備した電気機関車。 デキ301,302は日車製でデキ200形に似たスタイルをしていました。 デキ302が豊田市の鞍ヶ池公園で貨車と一緒に保存されたものの解体撤去されてしまいました(1度撮影に出かけたものの、お花見シーズンだったためデキ302の前で敷物を広げて酒盛りをしていた一団がいて撮れず・・・再度出かけた時には解体済みorz)。
デキ303〜306は近鉄デ61形と同型の車体です。
デキ303は舞木工場の入換、デキ305は新川検車区、デキ306は犬山工場常駐でそれぞれ工臨牽引や入換に使われています。



舞木工場で入場車の入換を行うデキ303。 電車の中間連結は棒連結器のため、アダプターとしてトラ70形(元を正せばJR貨物トラ7000形)改造の控車をいつも従えています。



ミュースカイを牽き出してくるデキ303。 入換作業は結構頻度が高いようで、ほぼ毎日動いているようです。
進行方向が頻繁に変わる入換作業では機関車の豊橋方と岐阜方のホイッスルの音が微妙に高さを変えられていることが分かります。



大江駅構内で入換中のデキ305。 この日は3150系電車の甲種回送があり、名古屋臨海鉄道のDLが築港線を大江まで乗り入れて搬入しました。 その後の入換作業と舞木工場への回送は大江駅留置の名鉄機が行います。



3150系は2両×3編成が連結状態で搬入され、各編成を切り放す作業のため機関車の出番となったのでした。
大江はレール工臨の基地でもあり、新川検車区の機関車を中心に多くの機関車がよく見られます。 大概はデキ600なのですが、デキ300が来ることもあり、さらにはデキ400が来ているのもたまに見られます。



舞木工場で見られた豪華な並び。 犬山工場にいるはずのデキ306が舞木で入換をやっていただけでなく、ホキ80形の検査入場のためデキ602も舞木入りしていたようです。



元は一畑電鉄のデキ1という経歴を持つデキ306ですが、現在ではデキ303、305と外観上大きな違いはありません。


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