相鉄の黄色い電車

相模鉄道に2両2編成が在籍する事業用車です。 かしわ台車両基地の入換や検側車、さらに機関車代わりにも使われていますが、その正体は元来旅客電車の7000系。 車体は種車の面影を十分に留めているのですが、中間車に運転台を取り付けた独特の顔や、元来無塗装の車体を黄色に塗っていたり異彩を放っています。
元々黄色塗装は相鉄の旧型電車の標準塗装で、旧型のモハ2000系列が荷物電車モニ2000、さらにその後事業用車となったため黄色い電車=事業用車になったようです。 そのモニ2000形が2005(平成17)年に引退したため後任として登場しました。


家から自転車で出かけると厚木操車場に黄色い車両が見えたので寄ってみることに。 かしわ台からモヤ700形が4連で出掛けて来てました。 何かの訓練だったようです。 モヤ702は中間車に運転台を取り付けたため何やら独特の顔付になっています。



モヤ702には架線検側時のための装置が屋根上に設置されているのが見えます。 パンタグラフの前後に架線・パンタグラフの状態を撮影するためのカメラや照明装置が付いているのがわかります。



横浜側のモヤ701は従来の運転台がそのまま使われているのですが、黄色いためか種車となった7000系電車とは違う印象。



モヤ704-モヤ703+モヤ701-モヤ702。 両編成は工場外で走る時は組になっていることが多いようです。 モヤ704は側窓が全て塞がれているのも何だか異様です。



モヤ702+モヤ701の編成で訓練(?)を行っている様子。厚木操車場に留置されている7000系の余剰休車群に連結、解放を繰り返し行ってました。 7000系は編成組み換えで常時余剰車両があるようで、ローテーションを組んで使ったり休車にしたりしているようです。 これらの車両をかしわ台〜厚木でやり取りする際の機関車代わりにもモヤ700が使われています。



厚木線をかしわ台へと引き上げていくモヤ700形4連。 貨物列車がなくなった現在では厚木線を走るのは厚木操車場に入出庫する回送列車だけです。 相鉄の電車には行先表示で「厚木」が装備されているのですが旅客列車を走らせるつもりがあるのでしょうか? 本厚木から横浜に通勤していたこともある僕としては本厚木まで来て欲しいところですが(^ ^;) 1964(昭和39)年までは海老名から小田急線に乗り入れて本厚木行きが運転されていましたが、現在ではレールの接続もありません。


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