3つ目のトンネル、大仙山トンネル。玉遊園地側の坑口は遊歩道化後に施されたと思われる落石覆いで延長されています。 いずれのトンネルにもありますがこのようにトンネル上部に架線を吊っていた跡が見られます。 トンネル内部にも電線を架けていた金具がいくらか残っています。


大仙山トンネル先で道路に突き当たると遊歩道はその道路の山側の歩道となり西へ曲がりますが線路跡は斜めに道路を横断しその道路の海側の歩道となります。なお画面左の丘の上は大聖寺でその下辺りに大聖寺駅があったとのことです。 白砂川にかかる歩道となったコンクリート橋。 橋脚は市電時代からのものと思われますが橋桁のコンクリートは新しいように思えます。 この橋の先歩道となっている部分は線路跡の横幅半分くらいであとは三井造船所の構内に飲み込まれています。


二代目玉駅から三井造船所前駅(初代玉駅)を見た様子。 三井造船所前を出ると線路は再び道路を横断し北を目差します。 線路は造船所の木立の部分のを通り軽ワゴンがいる辺りから画像手前へカーブして来ていたものと思われます。 玉から先は川の上に桟橋をかけて線路を敷いていたそうです。 画像右側の白い柵がある川に張り出した部分がそれで現在は市営駐車場になっていました。 この先玉遊園地までは僅かですがですが日が暮れてきたのでここで引き返しました。


撮影日 2004.03.21



玉野市営電気鉄道の車両

高松琴平電気鉄道750型760号として現役の元玉野市電モハ103

非電化後に三岐鉄道よりやってきたキハ101
備南電鉄は開業時にモハ100型3両を用意していました。 後に野上電鉄からクハ201という車両も入ったようです。 電車使用を止めた後モハ100は瀬戸内海を挟んで対岸の高松琴平電気鉄道へ譲渡され750型になりました。 琴電では標準軌への改軌、前面貫通化などの改造がされていますが760号車は今でも長尾線で健在です。
非電化後の気動車は三岐鉄道キハ81(元国鉄キハ41097)と熊延(ゆうえん)鉄道のキハ102〜104を譲り受け、キハ81をキハ101に改番したほかは車番もそのままで使っていました。
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