@牧々沢川を渡る辺りの廃線跡。 | A牧々沢川の白口沢方には人道用の跨線橋が架かっています。 この上の道は私道のようです。かなり古いガーダーに木板を張っているようですが林鉄現役時代から架かっていたのでしょうか? |
B跨線橋から150mほど先のかなり高い石積み。 | C大原苗畑へ向けて結構な急勾配で上り詰めていきます。 |
D道路は右(南)にカーブして勾配が一段ときつくなりますが林鉄は左の倉庫(シャッター前に赤ランプがあるので消防団の倉庫でしょうか)の方へ直進し後ろの住宅の周りをオメガカーブして勾配をクリアしてました。 | E再び道路と合流します。カーブの奥の草叢が林鉄線路の三殿貯木場方。 耕地整理のためかオメガカーブの路盤は跡形もありません。 |
F蛇行しながら与川谷への尾根越えに挑む廃線跡の道。与川森林鉄道1級線は平均勾配29.3‰、最急勾配56.5‰とのこと。 | G林を抜けると広々とした場所に出ます。かつて三殿営林署の大原苗畑があり、国有林に植える苗木を育てていました。 航空写真を見ると線路が分岐して拡がっているように見え停車場機能があったように見受けられます。 与川線起点から大原苗畑停車場(仮称)までの距離は4,070m(googleマップで計測)でした。 |
H大原苗畑跡に建屋がまだ残っていた頃の様子。
苗畑の苗木を森林鉄道で山元へ運んでいたと思われますが営林署内で森林鉄道は製品生産事業、苗畑は造林事業なので課が違いますが車両を借りて運行したのでしょうか。
手前は事務所と思われる建物。森林鉄道の停車場として鉄道電話が置かれていたのではと想像しますが真相は如何に?
2006(平成18)年3月18日撮影 |
I春には旧線路沿いに枝垂桜が咲きます。
結構古そうな木もありますが林鉄と合わせて撮れるものなら撮って見たかった。
この場所には現在「大原休憩所」と書かれた東屋が建っています。 2006(平成18)年4月30日撮影 |
林野庁映像ライブラリ 木曽国有林(昭和22年)制作:農林省山林局 |
林野庁映像ライブラリに与川森林鉄道で大原苗畑の苗木輸送を行っているところと見られるシーンがありました。
背景の山並みや地形、貨車のバックに見えるキロポストに4kmの文字が見えることから大原苗畑で撮影された可能性が高いです。 与川林鉄が写っているのは以下の辺り ・大原苗畑停車場(?)(11:58〜12:05) ・作業軌道での荷卸し(12:05〜12:12) 母樹からの種子採集、苗畑での苗木栽培、出荷のシーンでは鉄索で停車場まで送り林鉄の運材貨車に載せています。 大原苗畑停車場のシーン(11:58〜12:05)では左の方にIの建物の軒先らしいものが写っており、その横の道路の位置に鉄索があったようです。 植林地では山トロから苗木を降ろしてますが下山沢線沿線でしょうか? |
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