最下段の路盤上にある森林軌道に関する説明板。 この説明板が立った頃には橋桁が残存した木橋がまだあったのでしょうか? 切通しのヘアピンカーブを抜けて2段目へ登ってくる線路跡。 この区間には建設当初何本か木橋(第7〜10号桟橋)があったようですが後の改修工事などで築堤に改良されたようです。 特に第10号桟橋は全長32.0mの桁橋でした。


ヘアピンカーブの線形がそのままのこる築堤。2段目から3段目へと登ります。 3段目。東海自然歩道はヘアピンカーブ区間の真ん中を直登しているため最上段まで上る間に線路と3度も交差します。


本谷線起点3196.32mに架かっていた第11号桟橋。 50‰の勾配上にある木橋で当時は勾配の付いた橋桁でしたが今は桁を平行にするため起点側の渡り口へのアクセスが急に盛り上がっています。 第11号桟橋はコンクリート橋脚が2本。全長20.0m桁4.0m×5連。 コンクリート橋脚は元々2本だけで他の橋脚は木製橋脚を直接地面に立てていました。


段戸山軌道第拾壹號棧橋図(国立公文書館つくば分館所蔵)
第11号桟橋の側面図。桟橋の図は大きくて全体が入らなかったので側面図だけにしてます。悪しからず(_ _)
続いて第12号桟橋(全長16.0m桁4.0m×4連)を渡り先を見た様子。苔むした土留めの石積の下に54‰の勾配が続きます。


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