No.8,9


共に日立製作所製の25t機。 8号は1974(昭和49)年製、9号は1975(昭和50)年製です。
速星の25t機とキャブが丸屋根から角屋根となった日立の後期形。 8、9号とも同一タイプ機ですが、8号はラジエターグリルの覆いがNo.10、11と同じ形状です。 8号はNo.12入線により高山本線速星へ移籍、さらに信越本線安中、身延線東花輪の各専用線へ移籍を繰り返しています。 9号は鵜殿に移籍しています。
9号はDD51牽引の鵜殿貨物と共に多くのファンの目に止まっていたと思いますが、8号は東花輪の貨物営業廃止後どうなったのか分かりません。 速星ではコスモ石油塗装のままラジエターグリルが速星仕様に改造され、安中では緑に白帯の安中運輸色に塗り替えられていたようです。



鵜殿でも引き続きコスモ石油塗装のまま使われるNo.9。 鵜殿には先代の加藤18t機より廃止まで四日市の専用線から転じた機関車が集まっていました。




大協石油時代の姿。こちらはNo.8をモデルとしています。 薄い青とピンクのツートンは大協石油のタンクローリーなどと同じ塗色だったそうです。 大協石油40年史に構内で入換中の写真が載っていますが他では見たことがありませんね。


参考:鉄道番外録1〜9(ないねん出版)
 産業ロコ(ないねん出版)
 大協石油40年史(大協石油)

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